「身体の神秘、リハビリについて」

発表会から3週間、怒涛の日々から一転ゆっくりしてます。
スタジオの生徒さんは疲れが残っている人やお盆も重なり、参加人数は少なめ。
じっくりとクラスを進めています。

 

オリンピックも盛り上がっていて、それを見られる今年は楽しいです。
インターネットの発達や、民放の連携が進んで、今年は見たい競技を見逃す事が少ないように感じます。
私は陸上の短距離を見るのが大好きで、100メートル走決勝やリレー決勝はテレビの前でキャーキャー言っていました。
次は東京、楽しみです。

 

所で、私は3年前に両股関節手術を受けて、その後有り難くも踊りの仕事を再開できるまで回復しましたので、身体の神秘やリハビリにとても興味があります。

 

先日、健康番組を見ていて関心した事を4つにまとめてみました。

 

1、認知症に効果的な事。1位は社交ダンス、2位がボードゲーム、3位が楽器演奏と出ていました。
どれも、他人とのコミュニケーションと身体を動かすという共通点があります。
しかし個々の個人史があるから、これが全員に効くというわけでもないようで、何がその人の好きな事で刺激になるのかは身近な人が見守って選択してあげるべきとの事でした。

 

ちょっと話は飛びますが、私のスタジオでもお孫さんがいる年代の方にダンスを教えていますから、他人とのコミュニケーションと身体を動かす事はいかに大変で、同時にいかに身体に良い刺激なのかわかります。
若い時はこの凄い事を当たり前にやっていてわからなかった。
ダンスの振りという全身運動の枷(かせ)を行いながら、同時に音楽を聞き、他人との距離を絶妙に取り、問題があれば話すというコミュニケーションをとる。これをやって劇的に体型が変わって行く方を何人も見ています。
他人とのコミュニケーションが下手な方は、発表会のリハーサル段階で他人とぶつかる、となりと振りが違う、音楽と振りがずれている等の問題を自力で解決できずに、先生にどうにかしてもらうという事になってきます。
お金をとって人前で踊る発表会ですから、勿論私や講師がサポートします。
中にはその問題を本人に言っても理解できない方がいて、私が怒っている事だけがその人に残ってしまう事も。
そんな時は、とりあえず私は引き下がり、その方が自力で理解するのを待ちます。
スタジオでは「老化禁止!」なんて笑話にしていますが、早く自力で解決するようになって欲しい、と思っています。
私のやりたいダンスは老化防止ではなくて、そのもっともっと上の段階です。
しかし、この効果を使わない手はない。人生の先輩の生徒さん達よ、他人に迷惑沢山かけていっぱい踊って欲しい!
そして日本を明るくしてほしいと思っています。
勿論私もそのうち年配者ですから、頑張りますよ。

 

2、疼痛に効果的なのは、好きな事で頭をいっぱいにすること。
例えば、最初は小さかった腰痛などがひどくなって行って、生活に支障をきたすようになったとします。
医者に行っても特に問題が無いと言われた、しかし「痛い」。
そのうち頭が「痛い」で頭いっぱいになり他の事が考えられらくなり、本当の痛さより「痛い想いばかりがいっぱい」になる。
その対処法として、痛み止めなどで一時敵に痛みを減らしたそのタイミングで好きな事をする。(番組では好きなラジコンをする人、念願叶って子犬を飼う人が痛みを克服していました)
そうすると「脳にいっぱいになった痛いという想い」の隙間に「楽しい」が少しづつ増える、というもの。

 

確かに、私も股関節が痛かった時、手術前の3ヶ月間は仕事以外痛みでほぼ寝たきりでした。
生徒さんの前で見本のダンスをして、CDをかけに行く1歩1歩をどう減らせるか・・それで頭がいっぱい。そんな感じでした。これじゃ良いダンスなんてできない、手術しようと思ったのでした。
そのなごりで、今もCDプレーヤーのリモコンを持ってお稽古をしています。

 

3、うつ病の人は腸内環境が悪い。
番組では、適切な薬と、正しい生活リズムと食生活で良い腸内細菌を増やすと、うつ病からだんだん脱する事が出来たと言っていました。
うつ病の方が私の周りにいないのと、私自身がなったことがないので、これは割愛。

 

4、脳出血からわずか2か月で復活!
これは凄かった。
この方は、ある日右の脳に脳出血し救急車で運ばれ2日後に目を覚ました時には、完全な左半身不随。
しかし、意識を取り戻して2日後にお見舞いに来た友人の「手足が壊れたわけじゃなくて、脳がちょっと故障したみたいになってるわけだろ」の言葉で一念発起。
動かない左の手の親指を見つめて、動け動けと1日中念じ脳のトレーニングをやっていたそうです。
それを食事以外の時間1日中続けて、4日目にピクリと動いたのだそうです。
その時の事をその方は「70年生きて来て一番嬉しかった」と言っていました。
その間きっと何千何万回の脳から指への指令を試みたのだったと思います。
その後はその方法で他の指、腕、足まで動くようになり2か月で退院。
3ヶ月目には脚立に乗って仕事をしている写真も出ていました。
この方法は最新のリハビリ理論に通じているとのこと。損傷した脳の部分の代わりに違う部分の脳神経を刺激し、新しい神経回路が作られ身体機能が回復するというもの。
ただ、この方は出血の量が少な目だったらしく、そして出血から2日後にこの方法を開始出来た幸運があり、誰でもこの方法で完全回復するわけではないそうです。

 

この番組を見ていて、私も手術後1日経過で「自力で立って良い」と言われた時、筋肉を切っているから「え?脚が動かない!」と困った事を思い出しました。
それから2日間、1日100回くらいベッドから足を動かす練習であっと言う間に動く様になりましたが。
あらためて身体ってすごいな~と思ったのでした。
これらの症例は、それぞれのあきらめない想いがあると思ったのでした。ダンスも想いだよね。オリンピックも想いだ。


[Posted by kumiko at 2016年08月22日]