それがわかったお客様は何だか泣けた様です。
私は今までで一番沢山セリフを頂きました。
私はリハーサルが始まった頃まだ片足で靴下が履けないほどふらふらしていて、ジャンプ無理、深いしゃがみこみ無理、素早い移動無理だったのに、共演者のエネルギーと演出さんの無茶ぶりが(^_^;)半ば強制的にリハビリになり、体があれよあれよと動き出しました。
振付をもらう度「ジャンプと小走り・・絶対舞台で転ぶ。」「そんなに素早く移動できない。」「ヒール!!?おまけに早替え!」などなど口には出さずに心配し、家でそれが出来る様にとそのための筋トレを少し増やす・・・ちょっとした事でしたが、なんだか次々と魔法の様に出来る様になっていったのでした。
満員電車で遠出し、地区センターに通うという事さえ出来なかったのに、踊れる走れる!と嬉しくて嬉しくて楽しい日々でした。
実は一回だけお尻を痛めてびっこで帰った日がありました。「明日、ダンスナンバーから抜けさせて頂こう。。。」と思いました。が、朝起きたらけろっと治っていた!!
この先やって行ける自信がつきました。
今回、人様から良く見られようと言う気がほとんど無く、とにかく無事で舞台に立ちたい!それだけでした。
でもそれは純粋な気持ちだなと感じました。
今回のカンパニーはベテランぞろいで、落ち着いた感じでリハーサルがスタートしましたが、本番間近には下ネタとおやじギャグをを言いだす輩が出てきて、それはそれは楽しい(?)笑いの絶えない稽古場と現場になりました。役者さんの気遣いっていうのはダンサーとは一味違います。
ありがたいことに毎回満席。でもお客様はギュウギュウで見難かったと思います。
今回、出演者が17名もいたのでチケット争奪戦になってしまったようでした。
打ち上げではワインを頂き過ぎ→一足お先に大荷物でフラフラと最終電車に乗る→冷や汗かき始め→ビニール袋用意→耐えしのび無事に最寄りの駅まで→超特急で歯磨いて顔洗って就寝午前1:45。
共演者の数人は朝までコースだった様です。
さあそれぞれの道へ。
私はダンス、もっと精進するつもりでいます。
[Posted by kumiko at 2013年12月3日]