9/26(月)、名古屋へ日帰りで行って来ました。
スウェーデン在住工藤聡さん演出、振付の公演『シールェ/scire』〜知るべきか、目をそらせるべきか〜を観に愛知芸術文化センターへ。
ここ数年、彼は自身が考案したモーションクオリアと言うメソッドやフロアーワークWSを年に2回程 日本に帰国してはやっていて、そのアシスタントや制作、ショウイングに関わって来ました。
今回はそれを使った作品を作ったというので、名古屋まで行きました、クラスを休ませて頂いて!
作品を観ているうちに、知り合った20ウン年前に一緒に踊って遊んでいた頃の事、そしてその後は海外第一線のダンスに触れて沢山の経験を積んで色々思ったのでしょうか?びっくりするような彼の変化や、最近のモーションクオリアWSで大切にしている事が思い出され、やっと花咲いた!!と、何故か自分の事の様に喜び感慨深いものでした。
作品はドラマチックで強い意志、その表現が伝わってきました。
彼の求める事はとても繊細で高度で舞台に乗せるのは沢山の苦労があったと思います。何故ならその動きによって湧き出る想いが表現になるので、体力的に大変な事もあり振付毎に心が痛めつけられる想いをするからです。(私が思うに)
だからなのか?最後のご挨拶は、出演者の方々とても良い表情をしているように感じました。
たった一回の公演でしたが、また次がある事を祈ります。おめでとう、工藤聡さん。
20年前に中日劇場でミュージカルに出ていた以来の名古屋でしたが、結局劇場周りのカフェくらいしか行かず、あとは劇場で3回も通しを観たとんぼ帰りの1日でした。
そして、強固な意志の工藤さんに日本で作品を作らせたナゴコンさんに「スゲ〜!、、」の思いなのでした。
ナゴコン主催「あいちトリエンナーレ2016」舞台芸術公募公演プログラム参加作品
工藤聡 演出、振付『シールェ/scire』〜知るべきか、目をそらせるべきか〜
【内容】
――― 知るべきか、目をそらすべきか… ―――
『シールェ/scire』とは、ラテン語で「知る」という意味。
そしてこの作品の中心になる「人の意識/consciousness」の語源。
我々は普段の生活で、身の回りに迫り来る不安や危険をどれほど意識できているのか。
そして、その存在を、どれほど知ろうとしているのか。
身体と知覚の境界線を越えていくさまを描いていきます。
【出演】
糸川亘、津曲晴子、吉川なの葉、藤村昇太郎、村田勇人、ヨハン・ヒルグレン、豊永洵子
[Posted by kumiko at 2016年09月27日]