「ダンス、最初は真似をしましょ!」

私はいつもこのブログで「ダンスはこんなふうに踊って欲しい」とか「クラス中はこうすると良い」など中級の生徒さん向けにブログを書いていますが、今日は初級の生徒さん向けに。

先週のブログで書いた「クラス中に先生がこう踊って欲しいというのを見抜いて」なんて、初心者の方にわかるわけないですよね。

「それを習いに来てるんですけど・・・」と文句が来そうです。

 

生まれて初めて真似てみる振付。 「ん?どこがどうなってんだ?」 それを一瞬で見抜くのはほとんどの方が大変な作業。

先生はもう次の振付に進んでいる、、、待って〜。

おまけに見抜けたとしても身体がその通りには動かない。

出来て無いのは私だけかも。

恥ずかしい。

周りに迷惑じゃないかな?

 

これらがダンスを始めて1,2年の 方のクラス中に感じることではないでしょうか?

私は29年前18歳でダンスを始めました。私も最初はそうだったのです。

当時はジャズダンスブームで、私の初めて通った名倉ジャズダンススタジオは一番多い時1クラス50人の生徒がいました。

ストレッチはぶつかるし、振付が始まっても先生が全く見えない。

よほど気が強くないと先生の後ろは陣取れない。先輩は怖い。

仕方ないから上手な先輩の真似をしました。

音楽はレコードで、足を踏み鳴らすとしょっちゅう音楽が飛びました。

 

通う度に

「今日はエクササイズのこれが覚えられた」

「今日はステップのこれが覚えられた」

「今日は先生に名前を呼んでもらった!」

と、その集中力はただものでは無かった様に思います。

だから教えてもらうなんてありえなかった。

 

ビデオなんて高価な時代。

たった一回、一瞬でも夢見る先生の踊る姿が見えたなら、目に焼き付けるしか無かった。

とにかく真似をしました。それに先生だって毎回完璧に動けるわけではない。

先生が見えなければ、そのクラスに出ている私のお気に入りの先輩ダンサーの真似。

真似していくうちに目が慣れ見抜け、動けるようになり、体も死ぬほどの筋肉痛から脱し始めたのが一年経ったくらいでしょうか?

当時私は会社員だったので、週に平日の夜2回、日曜に2クラス位受けていました。

お昼休みに会議室で制服のまま1人で踊ったりしました。

残業になるとそれはもう残念でたまらなかった。1時間遅刻でも行った日もありました。

 

 

とにかく良い先生と良いダンサーが集まる場所に行って真似。

今はビデオもたくさんあります。ダンスだけではなく良い物を見る。

そのうち目がこえてくるから、とにかく最初は真似をしましょう。

なったつもりに、惹かれる人の真似!それが一番の早道。

 

そして何年か経って、私ははたと気が付きました。一般の人が惹かれるダンス(仕事としてのダンス)と私が惹かれるダンスは違う。

それについてはまた。

 

ところで、何十年も踊ってるのにまだ真似だけしている生徒さんを見かけます。

それが一番楽で楽しいのですが、それはいい加減やめましょう。

言われた事だけやっていては、仕事で言うなら時給で働く比較的誰でもなれるアルバイト店員。

だれでもできるダンス(仕事)で無く、方程式を覚えたら応用し、自分から動くのが良いダンス、頭の良いダンス、人に影響を与える素晴らしダンすだと私は思います。


[Posted by kumiko at 2013年05月29日]