脚の調子を整えようと3月から私のクラスだけをお休みさせて頂いておりました。
本当は4月いっぱいで身体を整えすぐ復帰しようと思っていましたが、一向に回復の兆しが見えず痛さは増すばかりで寝込むことが多い。
6月に手術を決意して、さて・・・・復帰はいつなのか??
考えたら半年もクラスをお休み頂くことになりそう、と思い、痛いながら今月から休み休みクラスを再開させて頂きました。「今脚がダメな私に出来ることは何か?」が目標です。(詳しいクラススケジュールはこちら。)
昨日2ヶ月ぶりの教えをさせて頂きましたが、その前日や当日朝は正直「こんなに休んでそして身体も治っていないのに、気まぐれに復活して誰が来てくれるんだ?」と、重い心と痛い脚を引きずりスタジオへ。
振付は脚に負担のかかりにくい椅子を使った振付にしました。
スタジオで待っていると、次々に「おはようございます」の明るい声。
いつもより沢山の生徒さんが来て下さいました!
なんと嬉しいいことでしょう。
身体は動かないけど、言葉や手振りで理解してくれる生徒達。
ありがとうございます。
ただ、次の日は痛みと炎症を起こしましたやはり。次のクラスまでに引くことを祈る。
所で先日、NHKスペシャルで「音を失った作曲家 現代のベートーベン 佐村河内守」を見ました。
彼は高校生の時に音が聞こえなくなり、今は24時間365日鳴り止むことのない「騒音耳鳴り」で苦しむ。おむつが必要なくらい寝込むこともあるとか。
しかしそんな中「交響曲 HIROSHIMA」を楽器も演奏せずに作曲し、それが空前のヒット中だとか。
彼曰く、闇があるから光が見えるのだとか。
そんな彼と自分を恐れ多くも重ねてみました。
聞こえない=動けない(両方共に、作ったものを確かめられない)
騒音耳鳴り=痛み(作ろうとするのを邪魔するもの)
踊らずに心だけで振りを考える。
これって身体が自由に動く時はできなかった。
でも最近出来つつ有ります。すごいな。どこまでいけるかね?
踊らずに振りを考えるのは、主に呼吸であり、そして昔の筋肉の記憶を追っている感じです。
実際動かしちゃうと今は痛いから、あんまり動かさない方が良い。
なぜって?それも筋肉の記憶になるから。
ただダンスには楽譜みたいなものが無いので、私の思いや身体の動きを想像してアウトプットしてくれるダンサーが必要です。
tant-tanzの生徒の皆さんにそれを託せる様に、頑張って行こうと思います。
まだ、沢山いないからね。
—————————————
ところで、もうすぐ来日のお勧め舞台です。
「フィリップ.ジャンティカンパニー」公演。
人形劇、ダンス、イリュージョン、パントマイムと色々な要素の摩訶不思議な舞台です。
久しぶりの来日でワクワクです。
知り合いの照明さん(いつもtant-tanzの舞台の照明さん)チケットも頼めるそうです。ご連絡下さい。
☆ぴあなどですと手数料がかかりますよ。
5/22~6/4 PARCO劇場にて
動画はこちら↓
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=_rtq_zubeIc[/youtube]
[Posted by kumiko at 2013年05月4日]