「WSの日々」

3月からクラスの教えをお休みさせて頂き1ヶ月と20日経ちました。

動くと痛いのでなるべく家にいますが、WSを色々な方へお願いしているので様子を見るのと受付、そして結構雑務があるのでスタジオへ通っています。

生徒の皆さん、主宰の私がつまずいている中お願いしたWSの先生のクラスを楽しんでくださっているようで嬉しいです。

今日は寒い中、上垣内ふみさんのWSに沢山の方々が参加して下さいました。

受講生はほとんどが彼女の振付けを初めて受けましたが、しっかり覚えて踊っていました。

ふみさんの振付は、私が受け継いでいないコーラ先生の振りがたまに入っていて懐かしい。
勿論ふみさんならではの振付も入っていました。
横目で見ながら「私ならここで粘る」とか「この振り返りはああしたいな」などとイメージだけは膨らむ。

皆さんそれぞれ頑張っていたけど、私を唸らすまでは行かない。
もっともっとアクが強く個性的になっていって欲しい。
確かに最初は真似からで良いんです。でもその先へ行くのなら
振りを覚えるだけ、基本が出来るだけ、先生の言った通りだけではダンスはダメなのです。
そしてそれらを振付られたその場で出来ることが大切。
なぜならそれが振付側とダンサーの対話だから。
対話が無ければ、振付側とダンサーは対等に立てない。先生と生徒になります。

ジャズはポーズが命。
ポーズへどのようにつなげるかが、観客を惹き付けるポイントです。

切って、抜いて、ぶつけて、止める!
「止める」は本当の止めるではありません。そして一瞬のムチの様なしなりやスピードは最大の武器です。
それらをどこに持ってくるかセンスが大切。それを出来る身体能力もつけなくてはならない。

残念ながら、スタジオではセンスを教えて上げられません。センスは自分で磨くもの、センスは人格です。
身体の使い方は少し教えられます。

それを探ってまたお稽古して行って下さい。
いつか対等に立ちましょう。

所で今日は「いつかきっとびっくりするくらい良いことがあるよ」との言葉を頂きました。勝手気ままな私をエクスプレスの時代から相談に乗ってくれるふみさん、有難うございます。信じよう。

[Posted by kumiko at 2013年04月21日]