先日・・・というかちょっと前から少し気になっていたことをある生徒さんへ言ってみました。
それというのは「レッスン前のおしゃべりの内容」。
我スタジオはプロから主婦の方、最近は大学生や卒業したばかりの人と様々な年齢層です。最高齢は70歳です。
水曜14時~の中級ジャズは元気な主婦の方が7割。・・・しかしながら色々体の痛みや家族の悩みを発散すべく、貴重な時間を割いてダンスしに通って来て下さいます。
だからなのか、スタジオへ来るやいなや心が解放されるのか「病院へ行って来た話」「家族の介護の話」「今日はここが痛い」などなど次々と話す方がいます。それも大きな声で、誰かに聞かせているかの様に。
・・・・終わってから話せないのかしら?レッスン前は集中する為にせっかく雰囲気作りに音楽かけてお香をたいているのに。
しかし!!ここはダンススタジオ。私はお稽古前「今日はこうしよう、これが出来るようにしたくて今日ここに来たんだ!」「今日は膝がちょっと痛いから、腹筋付けるように頑張ろう!」とか、願いながらスタジオへ通ったものです。今でもそう。今はその気持ちを生徒さんに分けています。そしてお金を頂いている。
しかしそんな話でスタジオが持ち切りになってしまうと、何だか神聖なスタジオの空気がどんよりしたままレッスンの時間へ。。。。
やる気はどこへ?あなたの願いは?何がやりたいの??とそもそもが違ってしまいます。
時と場所を考えてましょう。全員ではないんです。一部の人のちょっとした心配りの無さからなんとなくスタジオがどんよりする。
水曜12時~の新しいクラスの前、その方達へ思い切って言ってみました。
「その内容の話は今は違いますよ!」と。 ちょっとショックでしたよね。ごめんなさい。
でもその後、その様な内容の話が無くなりスタジオでの呼吸が楽になりました。そう感じた人はいたはず。そしてとても集中したクラスになりました。
レッスン前は祈りましょう!どうなりたいのか!健康になりたいのか?上手になりたいのか?柔らかくなりたいのか?ターンが回りたいのか?なんでも良いです。
マイナスな言葉はスタジオで言わない。どうしてもいわなければならない時は小さな声でね。
ダンスってなんでもいいけどなんでも良くない時もある。
[Posted by kumiko at 2012年06月15日]