親子

歳を重ねて来たせいか、死ぬ前に(まだまだ寿命には早いが、いやいつ病気になるか?)色々な事について知りたいという欲が出てきた。
知らない言葉調べたり、物事をよく観察したり。
動物や植物が美しく見えてきた。なんで自然にこんな美しいものが出来る?
ボサボサの毛の野良猫さえもかわいいなぁ、なんて。
そんなわけでキョロついているわけだが、先日、美しい、そして考えてしまう状況に出くわした。
北風の強い夜のこと。
街中で白髪のお爺さんが連れ合う人のジャケットのファスナーを首まで閉めてあげていた。
その連れ合う人はお爺さんさんの息子さんだった。
…ダウン症の中年のおじさん。
手をつないでまた歩きだした。
親子愛の美しい姿だった。
しかし、その親子の10年後をふっと考えてしまった。
この息子さんは1人で生きて行けるのだろうか?
知的障害者の犯罪は多いとテレビの特集でやっていた。稼ぐのは難しいし、国の補助金のことも知らないだろう。
誰でも安心出来る国に、この先なって欲しいと思った。
写真は、友達のヘアメイクの学校の卒業発表会を見に行った帰り、渋谷のガード下にあるタカケイというそば屋に立ち寄った時に撮りました。
久しぶり。
エクスプレスの公演で青山劇場に立たせて頂いた時。ゲネプロ、本番合わせて3日間、緊張で食欲がなくて「蕎麦なら入るかも?」とこのそば屋タカケイさんに3日間、劇場入り前にお世話になりました。
その時は「おえー、吐きそう…」と無理やり食べた記憶があります。
普段はとても美味しいんですよ!
写真はごぼうてん蕎麦。

[Posted by kumiko at 2009年02月27日]